老年症候群
老年症候群とは、加齢に伴い高齢者に多くみられ、原因は様々であるが治療と同時に介護・ケアが重要である一連の症状を指す。
老年症候群の特徴としては、下記が挙げられる。
- 原因が多岐にわたる
- 慢性的な経過をたどる
- 簡単には治療・対処法が見出せない
- 高齢者の自立を阻害する
老年症候群の代表的な症状としては、認知機能障害、摂食・嚥下障害、体重減少、歩行障害、関節痛、転倒、易感染性、うつ、せん妄、頻尿・失禁、めまい、難聴、視力障害などが挙げられ、50項目以上が存在することが知られている。
参考文献
- 日本老年医学会編 老年医学系統講義テキスト 西村書店 2013 p92-126
- 鳥羽研二 老年症候群の考え方 CLINICIAN 2012 no.605 vol.59 p10-16