質問者さま
作業療法士です。ガイドラインに関する回答は、それに長けた人におまかせして、臨床的なコメントとしてのお答えで失礼します。
運動の仕方(強度や頻度、栄養摂取とのバランス)にもよりますが、
運動することが病態を悪化させるような状況でない限り、
運動すること自体に害はないため、行うことが推奨されます。
運動は、普段日課として取り組んでいない人にとっては、
高齢のがん患者以外(若年~壮年者で、がんやその他の疾患に罹患していない人)にとっても「なかなか取り組み始めることが難しいもの」であると思います。
いつからやるか、については、
できそうなタイミングから、できそうな内容から少しずつでも、できるだけ早めに取り組みをスタートさせることが望ましいと思います。
リハビリは、医療現場ではADLが障害されるような状態になってからの介入になってしまうことが多く、予防的な働きかけが難しいというのが現状です。
化学療法室などで普段関わっておられる看護師や医師が、運動しているか、もしくは、活動しているかを患者さんに声掛けいただいて、
無理のない範囲で廃用予防を働きかけていただくことが重要であるように感じています。
※ 活動(座位や臥位以外)でも、座りっぱなし、寝っぱなしよりは筋肉や心肺機能を使うので
よろしくお願いいたします