更新日付:2022年10月12日

Frailty

生理的予備能が低下することでストレスに対する脆弱性が亢進し、生活機能障害、要介護状態、死亡などの転帰に陥りやすい状態。その定義や診断基準については、世界中の研究者たちによって議論されているにもかかわらずコンセンサスは得られていないが、通常は以下の3つの要素が含まれている。

  • 身体的問題のみならず、精神・心理的問題、社会的問題も含まれている
  • 加齢に伴って生じる
  • しかるべき介入により再び健常な状態に戻るという可逆性が包含されている

参考文献

  1. WHITE BOOK ON FRAILTY; The International Association of Gerontology and Geriatrics (IAGG) (pdf)
  2. WHITE BOOK ON FRAILTY(日本語版); 日本老年医学会(pdf)
  3. フレイルに関する日本老年医学会からのステートメント; 日本老年医学会(pdf)
  4. Hoogendijk EO, Afilalo J, Ensrud KE, Kowal P, Onder G, Fried LP. Frailty: implications for clinical practice and public health. Lancet. 2019;394(10206):1365-75.